40代女性・2年程の不妊。タイミング療法で妊娠。

不妊症例

40代 女性。

2年程の不妊期間、病院ではタイミング法、人工授精を行っており、体外受精を視野に入れ始め何か他に取り組めることを模索して当院の鍼灸開始。

体の症状

問診画像

お仕事も多忙とのことで常に肩こりがあり頭痛も頻繁に起こる状態でした。
また眠りも浅く、疲労が抜けないとのことでした。

 

生理周期は28日と安定しているが、経血に血の塊(血塊)が見られる。

生理痛は下腹部痛(毎回薬を使用)。

生理前から腹部の鈍痛、腰痛がある。

 

冷えは冬場強くなり靴下を履かないと寝られない。

夏場はエアコンなど室温が低いとすぐ冷える。

施術のポイント

  • 肩こり、頭痛
  • 疲労、倦怠感
  • 睡眠が浅い

上記で問題となるのは頻繁に起こる頭痛です。

この状態は痛みだけではなく自立神経も乱す原因になります。

その証拠に疲れが取れない、睡眠が浅いなどあり、健康レベルが下がっています。

 

  • 生理痛
  • 冷え

こちらは不妊に関係性があります。

特に生理痛では毎回薬を使用することが当たり前になるほど強いことがみられます。

血塊や冷えのことから血行不良のため流れが悪くなっていると考えられます。

 

週1回の頻度で施術を計画。

同時に自宅でのお灸も開始しました。

1ヵ月目

施術画像

初回の施術ではその日の夜よく眠れ、翌日は体がスッキリ目覚めがよかった。

この生理周期で人工授精を行うも妊娠には至らなかった。

人工受精後のホルモン剤使用で毎回むくみ、だるさが現れるので不調面のケアも行いました。

 

2ヵ月目

施術画像

施術した日はよく眠れる。

慢性的な肩こりは多忙なときは痛みが出るが全体として軽減がみられるとのこと。

中でも頭痛の回数が軽減してきました。

 

今回も人工授精。ホルモン剤を使用すると、むくみ、だるさが起こり今回はお腹が張る感じもありました。

 

3ヵ月目

倦怠感が少し改善され仕事も一日元気に過ごせるようになってきました。

頻繁に起きていた頭痛も月に数回程度になっていました。

 

今回生理痛がいつもより楽だったとお話がありました。

体調が良好に向かわれているように感じた。

 

今回人工授精を行ったが下腹部に鈍痛が起こる。

黄体ホルモン補充剤でむくみ、だるさが起こりのぼせるような感じもありました。

4ヵ月目/妊娠

妊婦画像

頭痛はおさまってきている。

肩は日によって痛むことはあるが以前のように常に痛いということはなくなってきている。

 

病院での不妊は前回の人工授精時に鈍痛があったことから今回人工授精はお休み、タイミングのみ行うとのことでした。

ホルモン剤の使用も今回はお休みであった。

 

今回の生理周期では一度リセットし、次の生理周期で人工授精を再開と考えていた形でありましたが見事ご懐妊となりました。

妊娠後もご出産まで問題なく進みました。

院長の所見

こちらのご利用者様はお仕事から起こる全身の筋肉の緊張が問題でした。

頻繁に起こる頭痛や睡眠状態も悪く、これらは自律神経の乱れ、体力の低下に影響があります。

施術により緊張が緩和され、血行が良くなることで子宮や卵巣の状態を高めることが妊娠につながったと思います。

生活習慣も見直し、ストレッチなどのセルフケアや就寝前のテレビを止めて睡眠に集中されたこともよかったと思います。

院長紹介画像

相模大野タンポポ鍼灸院